今年を振り返る

 はじめに

明日で2020年が終わる。今年は何だか年末感がない。仕事納めも充分に納まらず、年始早々の仕事が不安で仕方がない。とはいえ不安に思っていたところで何も変わらないのでこのまま時間を過ごす事にしたい。

今年は各々が思う様にコロナウイルスの影響も大きくうまく進むことのできなかった一年だったのではないだろうか。生まれて23年が経とうとしている中、ここまで周囲を気にして生活する年はなかった。改めて自分と他者を意識し直した一年であったように思える。

このブログを始めてから実に3回目の年末を迎えることになる。基本的にはTwitterに生息している事もあり、毎年年末の総括的な更新をしていなかった事に気がつく。年末感を出す為にも少しばかり今年の総括として以下に記録を残したいと思う。

 

今年を振り返る

まあまあ辛くなってきた仕事について

2月頃から会社から在宅勤務推奨と通達される。元々東京オリンピックに備えてテレワーク制度を予定していた事もあり、営業部門の在宅勤務は困る事なく移行する事ができた。とはいえ、リモートでの営業活動というのは営業も顧客も同じレベルでのITリテラシーが無ければ難しい事を知る。対面での営業活動というのは所謂「自分次第」なわけであって、商材の見せ方も提案方法も全て自分の手腕にかかっていた。しかし、リモート営業というのは互いに同じ画面を共有し、その中で言葉を巧みに操る事で商材提案を行う。巷では「リモート営業なら客先訪問の為の時間も短縮できる。また、一日に提案する事のできる件数が増える為、営業負担も無くなる。」と言われているが、リモート営業初年の今年は本当に相手のITリテラシー次第で負担も提案難度も変わる為、非常に大変だった。勿論個人的なメリットとしては、事前準備の時間さえあれば、プレゼンテーション資料が商材提案のメインとなる為、提案後に顧客に理解してもらえる様な資料作りができたのではないかと思っている。それに資料は一度使えば別提案の「プレゼン材料」としても活き続けるのも入社初年から気付き、意識してきた事である。嬉しい事に直属の上司にも資料提案による案件評価を充分にしてもらった。これからも継続していきたい。

6月辺りまでは緊急事態宣言の影響から上記の様なリモート営業と資料作成の繰り返しであったが、解除されてからは「緊急事態宣言って何だったのか」というくらい訪問営業が多くなる日々であった。

「リモート営業でも構いませんのでお気軽にお申し付けください。」という言葉をアポイントの第一声として置くのだがどうも緊急事態宣言時とは違い、強制的な自粛期間ではなくなってからは訪問営業が多かった。これが地味に今年精神的に辛いなと思う一つだった。

だが、この辺りについては前述した様な企業や顧客のITリテラシーについて充分に知る事のできる良い機会であった様にも思える。コロナ禍で一気にリモートワークやデジタルトランスフォーメーションが推進されていく今、企業体質を知る事ができたのは大きい。私はある企業の営業のひとりに過ぎないので個人的感想にしかならないのだが、社会の「コロナ禍の今、時代は大きな転換期を迎えようとしている」なんてものは氷山の一角に過ぎないのだと思う。企業体質とは書いたがどうにもならない課題もあれば、導入費用も馬鹿にならない。そして全ての業界がコロナ禍の中で私達の業界の様な恩恵を受けているわけでもない。このブログだから書くが、私が属する業界というのは恵まれているのだと強く感じる。自分が座っている椅子が明日もそのままあるとは思ってはいけない。

2020年に買って良かった物

ISSEY MIYAKE WATCH

1月は私の誕生月という事で、自分で自分を言い聞かせる様にしてクロノグラフのモデルを買った。 これまで使っていた時計はCLASSE 14だったが今年は社会人二年目に突入、一人で営業をする様になる年でもあったので、スーツにも似合い、プライベートで使うにも邪魔しない様な時計が欲しかった。スーツに似合う事が最も重要ではあったのだが、その中でISSEY MIYAKEを選んだ理由は下記にある。

 ・自分が好きなブランドを纏う事による士気の維持

 ・社会に収まる事なく、アクセサリーについては個人の拘りを追求したい

正確にはISSEY MIYAKE WATCHはブランドとデザイナーとのコラボレーションからなるプロダクトであるが、それぞれのシリーズにおけるデザインやコンセプトが尖っていて素晴らしいと思えた。マット調の黒時計に光る短針と長針。そして最低限のクロノグラフとしての持ち味。当初はクロノグラフに何の興味も抱いていなかった自分ではあったのだが、店頭で試着をした瞬間、迷いのない「この時計だ」と思ってしまった。本来であればもう少し購入まで時間をかけようと思っていたのだが、前述の通り、「誕生月だし・・」と自分を言い聞かせて即購入した。いつもそうやってどうにかこうにかして自分を自分で納得させている。後悔はない。

www.isseymiyake-watch.com

 

 SONY α7Ⅲ / SIGMA Art 35mm F1.4 DG

Canon 5D mark2を愛用していたが、どうもCFスロットへの不安(時代淘汰されていく媒体を使うという事と、そもそもCFカードが高額過ぎる事)から、サブ機として使っていく事を念頭に考え始めたのが今年に入ってからだった。とはいえ、Canon製のカメラを今後も使っていくか分からないという事、持ち出す機材が現段階でもかなりの重量で辛い事もあり、新しくメインで迎えるカメラはミラーレスにしたいという思いがあった。

結論として上記のカメラとレンズを買ったわけだが、以前に比較して軽量化を図れたかというとそういうわけでもなかった、というのがオチである。(SONY純正単焦点を買っていればこれまでよりもかなりスマート、コンパクトにできたのだが、実際に試写した所SIGMAレンズの使い勝手の良さに惹かれ、諦めてしまった。

実際にSONYに移行してからはこのSIGMAレンズとマウントアダプターを経由してのTAMRONズームレンズでどうにかなっているのだが、基本的に素早い動体を撮る事がメインではないので、満足している。それにα7ⅢのAFの速さには脱帽している。もっと早くに移行すれば良かった。でも5Dmark2も愛着のある良いカメラなのでお薦めです。

 

 FENDER MADE IN JAPAN HYBRID 60S TELECASTER

コロナ禍による在宅期間の多さも相まって、夏頃から新しいギターが欲しくなった。

元々は新しいギターを迎えるなら7弦ギターを、と思っていた春先。それから色々とメーカーを模索していた所にテレキャスターが欲しいという感情が芽生えて「しまった」のである。

実際の所、趣味程度の自分からすれば7弦ギターでなくともどうにかして面倒なチューニングをすれば弾く事のできるので、二の次になってしまったというのが本音である。何だってそうなのだが、店頭で試したり音を聴いたりすると当初とは異なる方向に事が進むというのは非常によくある出来事だと思う。コストパフォーマンスを持ってしても充分な一本だと思っているし、落ち着きのあるカラーリングにも惚れている。

shop.fender.com

 

 

 iPad Air 64GB

年内駆け込みで買った。Macとのサブディスプレイ兼外出用に。実際には外出時の写真閲覧やブログ更新、Twitterに役立っている。あとはこれまで見ていたHuluやAmazon Primeといったサブスクリプションサービスも見る頻度が増えた。画面が大きいだけでこうも役割を担うのかiPadは...。と驚いている。使いやすい。

 

終わりに

・仕事は二年目突入という年で、予想とは異なる大変さを抱いたわけだが、特に大きな不安もなく今年を終える事ができた。この状況に対して業界が恵まれていると感じる一方で、私の会社で関係する周囲の人々にも恵まれているとも感じる。誰しもが経験をした事のないこの「コロナ禍」という状況で二年目の自分が結果を安定して出せているのは上司による手堅いサポートが大きかったという事は忘れない様にしたい。

・今年は散財しすぎた。反省。後悔はしていないが。記載しなかったが服もかなり買っている。今年はファッションへの視野も広くなった。モードスタイルが好きな自分だったが、今年はかなりカジュアル寄りに服収集が捗ってしまった。少しだけ周囲に溶け込める優しい意識を持ちたい。

・今年は大型連休に本を読む事はあったが、日常的に継続して本を読むという事が少なくなってしまった。月に何冊も読める時もあったが、年間を通して読んだ冊数は少ない。

 

来年もどうぞよろしくお願い致します。