気がつけば
突然、新卒から7年間勤めた会社を辞めることにした。何もわからずに始めてしまったが、気がつけば転職先が決まっていた。
転職自体は元々したいという気持ちがあった。同じ会社に居続けるだけではなく、違う環境で仕事をしたいから。
現職への不満は年々増す一方だった。他責と言ってしまうとそれまでだが、会社の方針・評価制度・サービス弱さが挙げられる。
ただそれは、あくまでも内側の、社内の組織的な問題であって、自分自身の問題ではない。そんなことを気にしなくとも、対外的には社会貢献できる仕事ではあったし。
一言で言えば、転職の動機はただただ将来的な不安だったのだと思う。7年勤めた先に自分のキャリアはどこにあるのか全く見えなくなった。
振り返れば入社して3年目にして、大きな担当区を任せられた3年半という期間が最も現職のピークだったのかもしれない。今期はその実力が他区域、上位レンジ顧客にも通用するか。それだけが仕事に対する楽しみだった。でもそれと同時にいつまでもプレイヤーでいいのか/プレイヤーだとしてももっと深く顧客に提案できる領域を突き詰めていきたい、という気持ちが強くなっていった。
深く突き詰めることのできる領域とは何か。それは自分にとってどのような領域なのか。この点は将来的な自分のキャリアを決定付ける重要な要素。転職を通じて、転職先を探すことと並行してそれらを探すことになった。
転職活動のスタート
1月中旬。客観的に自分自身を評価・判断してもらいたく、前々から登録していたビズリーチを動かし始め、転職エージェントを2社ほど面談することにした。(ちょうどこのタイミングで年始にあった旧友からエージェントは複数相談した方が良いと言われたこともあり)
何度か面談しているうちに1社のエージェントが自分が元々行きたいと考えていた会社を含め会社紹介をしてくれた。この人になら転職活動の軸を合わせて伴走してくれると感じ、以降の転職活動を共にすることになった。
エージェントは毎週1−2回、30分ほど面談を設定してくれた。初回3回ほどは書類作成のための自己分析。他の面談は選考のフィードバックや選考中の愚痴を聞いてもらったりした。リモートで進めてくれたため、自宅から参加したこともあったし、競馬場の最寄駅にあるテレワークボックスから参加したりもした。
転職活動をする中で自分自身のキャリアの振り返りができたことはとても大切な機会であったと思う。それなりに仕事をしてきたけれど、結果の振り返りを客観的にすることなんて日常的にはないし、対外的に他者に評価されることなんてこの機会以外にないと思う。自分自身の行動を意外にも評価が高い、ということは現職に留まっていたらずっとわからないままだったのかもしれない。
結果、紹介された会社を含め検討し、書類選考を含め応募した会社は7社。全てSaaSのIT業界になる。(領域は特定できる部分もあるのでぼやかしておく)
自分が転職先に求めること
◯自分自身の転職軸(ざっくり):プロダクト開発スピード、ポジションに専門性があるか、キャリアスピード・組織醸成に関わることができるか、対人関係
◯希望年収:今より高ければ良い(給与レンジが明確化されていれば充分) それよりもカルチャーマッチするかが重要。
◯労働環境:リモートでできれば可。フレックスなどの細かな就労環境は問わない。あれば嬉しい。転勤不可。副業可。
面接から内定まで
ふと思えば、日々クライアントと打ち合わせをしたりすることが当たり前であったが「面接」は久しぶりだった。新卒の頃よりも色々な人と対話してきたので緊張はなかったが、反面「苦手な相手」は増えたからか「この会社はちょっと向いてないな」と思うことが面接では感じることがあった。
どういう相手が苦手なのか。それは現職の環境もあるけれど、やはり相手に対する「会話」の中で温度がない会話をする相手。ドライに距離を詰めてくる人、というのは仕事をする上で緊張感はあれどあまり自分には向いていない。(皆そうかもしれないけれど)将来的に自分の上司になる方が面接官であることがほとんどであったため不安になった。当然そういった会社はお祈りされた。
諸々の選考過程は省略するが、結果として3社ほど内定をいただくことになった。とはいえ、うち一社は転職する前から行きたいと考えていた会社であり、オファー年収さえ納得できれば比較せずとも行きたいと思える会社であった。転職軸とマッチングすることは勿論、組織カルチャーと選考中のコミュニケーションが非常に安心できたから尚更そう思うようになった。
ただ、エージェントの勧めもあり2社はオファー面談は受けることになった。(1社は最終面接の扱われ方があり、金額面以外で不安要素があり辞退した。)
1社は今回転職する会社よりも高いオファー金額を出してくれた。きっと競合にあたることからも金額面では負けないようにしていたのかもしれない。
ただ、自分は転職する上でプレイヤーでいるだけではなく組織醸成に携わりたいという気持ちが強く、若干のマンパワー体制で働くような内容に疑問があった。それであれば、確かに年収は上がるかもしれないけれど、働き方は今と変わらないな、と。しかし勧誘の言葉だとは思うけれど、とても自分のことを高く評価していただいたことは本当に嬉しかった。この会社でも個人としては頑張っていけることはわかっていた。個人として仕事を進めるのであれば付いていきたいと思える上司だった。だからこそ辞退するのは申し訳なかったし、分単位で動かれている役員の方には頭が上がらない。
転職を決めた先はオファー面談で自分専用にフィードバック・オファーのためのプレゼンテーションの時間があった。他の会社もあるのかもしれないけれど、
転職活動でありながら対会社が求職者と対等に話してくれた所が印象的だった。転職活動前から気になっていたけど選考を進めていく中でより一層この会社で仕事をしていきたいと感じるようになった。
まとめ
ありがたいことにするすると決まり、転職先から内定をもらった日はちょうど転職活動を始めて2ヶ月であった。
ただ、現職と並行し更には副業もしながら、という状態であったためこの2ヶ月は本当に時間に追われていた日々であった。当面は休みたい。
現職との退職調整は済ませているものの、引き継ぎ含めここからが正念場だと思うので、最終出勤日まで気を引き締めて頑張ります。
恐らく有給完全消化はできないので、毎週金曜日を有給にしてインプットの時間と自分らしい自由な時間を大切にできたらと思う。