節目な気がして

 突然ですが

来月24歳になる。だからといって何もないのだが、意外にも自身の中で「24歳」というのは中々良い数字だな、なんて思う。自分がメインとしているツイッターを始めたのは20になった歳で、色々思い返してみてもこの「4年」はかなり深い年月だった。顔にそれなりの苦労を重ねてきた形跡を4年前の自分の写真を見て思う。

ここ最近に始まった事でもないのだが、自分の音楽遍歴を語りたくなる時がある。今聴いている音楽の事とか、ある時は何か過去を思い出して当時どっぷり浸かった音楽の事とか。それは恐らく「自分こういう音楽好きなんです」と言いたいだけなのかもしれない。 ただ、それはいつも唐突に起きる事であり且つ部分的でしか語っている様に思える。

少し長くなりそうですが、記憶の最も古い所から自分の音楽遍歴を並べてみようと思う。超どうでも良いかもしれませんが、自分の為にまとめたいので悪しからず。

 

BUMP、RADWIMPSにはまる

最初に意識的に音楽を聴こうとしたのは中学二年の頃である。隣のクラスの女の子と「School of lock」にハマって文通ならぬCD交換をしたのがきっかけだった。今思えば自分がそんなことをしていたというだけで全くの別人なのではないかと思うくらいだが、土日に近くのTSUTAYAに行ってCDを借りては好きな曲を言い合っていたことを鮮明に覚えている。そんな時に最も嵌ったのがBUMP OF CHICKENRADWIMPSだった。記憶として印象的だったというのが最もらしい表現だと思う。BUMPの「R.I.P」、RADの「トレモロ」は今聴いても当時をはっきりと映してくれる曲だ。懐。

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突然V系にハマる(中学3年〜高校3年)

ところがどっこいである。中学3年。高校受験を控えた私は何を思ったのかヴィジュアル系にハマり出したのである。当時というと「ネオヴィジュアル系」という、これまでの全身黒づくめの退廃的な姿とは異なる、ポップでキャッチーで顔も良いという良いことづくめなV系が流行り出した頃である。ただ、その時代の流れと逆行するかの様に私は元バンギャの母親から教えてもらった「X JAPAN」や「LUNA  SEA」にハマり出す。紅は勿論、やっぱりRusty Nailは「いつまで経っても色褪せないね」というお決まりの様なイメージはずっとある。とはいえ、じゃあネオV系にハマらなかったのか?というとそうでもなくて、「the GazettE」や「シド」にはかなりお世話になったし、今も好きでよく聴いている。この2バンドはこの頃の自分を一番に蘇らせてくれるんじゃないだろうか。なんだか自分自身の「外見への意識」みたいなものもこの2バンドに教えてもらった気がする。かなり黒歴史で、今に至るまでかなり遠回りした気もするけれど。

 

ただ、最も自分の中で衝撃的であったバンドがいる。ツイッターでは散々言っているので「もうわかってるよいい加減にしてくれよ」なんて方もいるかもしれないが、音楽遍歴を語る上で忘れてはならないバンドの存在、それは「DIR EN GREY」である。前述したバンドの何倍も彼らの音楽を聴いてきて、彼らのライブに行った。最も好きな理由を言うとすれば出会ったきっかけでもあるアルバム「Vulgar」にある「Red...[em]」という曲のギターカッティングとギターソロにある。ギターを始めた理由も、ギターで初めて弾いた曲もこの曲だ。

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アルバム「Vulgar」がリリースされた2003年。当時を目の前で見られなかった事が何よりも惜しい。この頃に観ていたらもっとヤバい時期を過ごしていたと思う。

 

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今も尚、DIR EN GREYというバンドの存在は私自身の中で大きい。彼らの楽曲、ライブに生かされている。早くライブ行きたい。

と、まあDIRのファンになったのもこの頃なわけだが、勿論V系一色だったわけではない。高校に入学すると同時に軽音楽部に入部してからは色々な音楽に触れた。東京事変V系と同じくらい好きだったし(事実大学4年の頃に椎名林檎のライブに一人で行って大泣きしたくらいだし)、ギターを始めて嗜好がテクニカルなメタラー寄りなのだと自覚した時期でもある。それに軽音楽部にいた事もあって、当時の流行りや多くが好きなジャンルがあるという事も知る事ができた。今思えば全く異なるジャンルのバンドを組んでいて本当に良かったと思う。

それに自分自身と好きなジャンルの音楽がマッチングする人というのは極めて少数派で、「こういう音楽が好きなんだよね」と開示する事があまりなかった様に思える。正確にはツイッターとかで趣味が合う人を探したのもこの時期。ツイッターのおかげで一緒にライブ行く人もできたし最高だった。自分の趣味嗜好を形成してくれた、高校生活。

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親友が貸してくれたCDに入っていた椎名林檎の「ギブス」。

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自分が知った頃には既にこの世を離れていたPay money To my Painのボーカル、K。

ラウドファンが聴いて確実に熱くなる曲の一つ。

 

変わらないメタル愛とポストロック・オルタナシューゲイザーにハマる(大学1年〜現在)

ところがどっこいである。自分を取り巻く環境が変わるだけで簡単に好きなジャンルが変わってしまうのか。自分が単純なだけなのかもしれませんが。

DIR EN GREYのライブには通い詰め(東京公演で行けない事もあったが行ける時はほぼほぼ行った。)、DIR EN GREYと共に心中するかの様にハマっていた私。当時DIR EN GREYのボーカルである京のプロジェクトバンドであった「Sukekiyo」にfeaturingといった形でアルバムに参加した「THE NOVEMBERS」にここで出会う。「鉄の夢」、本当に格好良いんですよね。正直ノベンバ聴いて当時めっちゃ病みました。黒い服が好きになったのもこの頃から。ファッションの影響を受けたのはノベンバだと思う。

 そこからノベンバのライブにも通い始める。大きなツアーの東京公演には大体行った。加えて毎年11月に開催されるライブにも。去年も仕事を無理矢理切り上げてライブに行った。間に合わなくて聴きたかった曲を聴きそびれたけれど。

同じ様にこの頃聴き始めたのはノベンバに加えてPLASTIC ZOOMS、Lillies and remains、

 BAROQUE、Cigarettes  After Sex、The XX,Ex:Reなど。邦楽洋楽問わずしてメタルから離れ、オルタナシューゲイザー寄りに自分の嗜好が変わっていった頃である。自分自身を取り巻く環境の変化も勿論あるけれど、成人してから「酒を飲んで音楽を聴く心地良さ」みたいなものを知って、気持ち良くなっちゃったんだろうな、と振り返って思いますね。本当にお酒飲んでライブハウスで音楽聴くの最高に心地良くないですか。

 

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大学の頃に入っていた軽音楽サークルで先輩に推されたThe Birthdayチバユウスケ、マジでかっこいいな。歳を重ねて得られる渋さとしゃがれた声に見惚れる毎日。

 

終わりに

ここまで書いていて、ただの回顧録になってしまった様な気がする。だが、一度はちゃんと自分の音楽遍歴をどこかにまとめておきたかったので良しとしたい。(誰が観ているかもわからないので)