20210307
待ち焦がれるあまり
いよいよ明日から「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が公開される。これまで延期されてきたわけだけど、前回の延期は「また数年先に公開する事になるのではないか」と薄ら不安を覚えたのを覚えている。社会現象ともなったエヴァだから、公開以降映画館には人で賑わうに決まっている。コロナ事情を懸念すれば、延期になるのも頷ける。
その様な中での、二月二十六日夜。公式アプリから一件の通知。「シン・エヴァンゲリオン劇場版 公開日決定のお知らせ」。驚いた。予想以上に早い公開決定だからだ。
早速上映映画館を探し、チケット販売日を待つ。ネタバレがどこからともなくやってくる世界になりつつあるので取り急ぎ初日初回の上映回を狙う。自分の中では取り敢えずの一回と、時間を空けた上(ある程度自分の中で今作を咀嚼し終えてから)での二回目を観ることは既に考えている。絶対にネタバレは流れてくる。気をつけたいし気をつけてほしい。
色々と今作について考察をしたり、過去作「序・破・Q」への考察をしては楽しみにしていたのだが、もはや前日ともなると「とにかく見てから考える」「今は結末や諸要素の一切を考えないでクリーンな気持ちで観る事ができれば」なんて気持ちになっている。映画を観る事は考察を出す事が目的になってはいけないので、「まずは」このシン・エヴァンゲリオンというシリーズ最終部の終わりを見届けたい。
そういえば公開日が平日なので有給を取った。同じ様な社会人は多い事だろう。初回の上映時間は朝七時。終わるのは十時頃なので、午前休で済むといえば済む。私も最初は午前休で、と思っていたが上司にたまには丸一日有休を取れと言われ、そのまま休む事にした。後に仕事が詰まるのは目に見えているが、たまには仕事を一日くらい忘れても良いだろう。
異動します
そういえば仕事で思い出したが、四月から今の部署から異動する事になった。担当地区が変わる程度といえばそれまでなのだが、今以上に開拓の難しい地区である事や、一人で担当する範囲が今まで以上に広くなるという事を考えれば非常に厳しい異動になる事は鮮明だ。会社からは「昇進できる」などと背中押しされているが、正直昇進にあまり興味がないので言葉に質量を感じられない。(相手をあまり信用していないというのもあるだろうが)
それなりの会社に入って、色々疑問に思う事もあったけど配属された中で人には本当に恵まれていた。流石に半期毎に異動の話があるからこの環境がずっと続くとは思っていなかったけど、いざ自分含め環境自体が解体されてしまうと思うと寂しいし、
— 夜間飛行 (@drsflt) 2021年3月5日
思えば異動の季節、同時に別れの季節。学生の頃よりも人と離れる事に切なさを抱く。自分の元から何かを手離す/離れていく寂しさは思っている以上に自分の内にその存在が住み込んでいたからだろうか。二年間、良い環境で働く事ができたのは間違いない。
昔の記憶を少しずつ書き換えていく
だいぶ話が逸れてしまったが、映画公開を目前に零号機のプラモデルを組み上げた。なんとなく昔から組み立ててみたかったプラモデル。プラモデルだけではなく、誰しも幼少期にやりたかったけどできなかった事の一つはあるのではないだろうか。
とはいえプラモデルの事なんて何も知らない。今になってプラモデルの価格に驚かされる。意外と(というと失礼かもしれないが)高いし、凝ると奥が深そうな趣味だ。
作ってみて感じたがこれ以降何個も作る事はないだろう。中々時間もかかるし、単に私自身の集中力が持たない。でも少しずつパーツを組み立てていく中、できあがっていく機体には興奮を覚える。(指が痛すぎる・・・)本当はカラーリングとかも出来ればもっと迫力が増すとは思うのだが。今は組み立てる経験を得られたので非常に満足している。