夏が終わる前に

この二日間、煙草を吹かしすぎたのか、はたまた昨晩酒を飲んでそのまま寝落ちした事による水分不足とエアコンのない空間による熱中症になったせいなのかわからないが頭が痛い。幸いにも熱中症による他症状はないので恐らく前者による慢性的な副鼻腔炎だと思う。自分のせいなので仕方ないが、これが起こると本当に辛い。目の周りから鼻にかけて終日頭痛に苛まれ、普段薬を飲まない自分が仕方なくバファリンに手を伸ばす。

そんな中、昨日買ったオードリー若林氏による著書「ナナメの夕暮れ」と「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」を読んでいる。前者はKindleで一度読んだにも関わらず、実体がない事がどうも馴染めない為に紀伊國屋書店で買ってしまったのだ。電子書籍で買って良いのは一度きりしか読まない雑誌だけに限ると改めて知る。何度も読みたい本をわざわざアプリを開いて読む気にはならなかったのだ。それに、再読というのは対象の本を意識して読むのではなく、本棚をちらりと覗いた時に気が付けば手に取っていたくらいの感覚で読むのが丁度良いものだ。こうやって本棚には読みたい本と気まぐれで読む本が混じっては積まれていく。気まぐれが働かずに未だ読んでいない本は何冊あるだろうか。買った時の衝動と、本棚からその本を手に取る時の感情が合致する迄は恐らく中身を開かずに本棚のレイアウトとして存在する事になるのだろう。

オードリー若林氏のエッセイを読んでいると、もっと自分も気分で文章を書いていいのかな、と思ったりする。いつもの様にある程度構成を考えて(それがこれを読んでくれている人にとって読みやすいものであるかというのは別の話だが…)時間をかけてブログを更新している。固まった時間がないと書けないし、過去の出来事を明確に覚えられる自信もないので、向き不向きの話をするのであれば不向きだ。ただ、構成の中で文字を残すというのは改まってブログを見てみると自分自身が読みやすくてわかりやすい。あくまでもブログは自分自身の思考整理と当時の感情記録の様な物なのでこれはこれで続けるべきなのだ。

もう少しすれば、移動先に到着する。10分間の中でどれだけの事を書けるのか、そういったチャレンジもある種大切なのだと気が付く。なるべく気が付いた事を瞬時に記録して、後々整頓すれば良いのではないか。この後の出先で気難しい事を考える必要はない。人と会うのだから、そういった話は早めに棄てておこう。